住吉区のママ鍼灸師 えみすけのブログ

住吉区のママ鍼灸師 えみすけのブログ

大阪市住吉区で鍼灸治療をしている、鍼灸師えみすけ(長崎絵美)のブログです。

抜け毛が気になる!おうちで気を付けることは?

緊急事態宣言が解除されて、少しずつ日常にもどりつつある今日この頃……

長かった自粛生活の疲れは、目に見えて人々の身体をむしばんでいるようです。

 

うちの治療院でも、先週から今週にかけて「鍼灸の予約したい!」

というお問い合わせが続々ときております。しかも共通点があって、

皆さん文末に「もう限界」というワードをつけてくださってるんですね笑

 

P.S. I love you なんてのはたまに聞きますが、

P.S.もう限界ってのはもうなんかあれですね、ほんとにまじで。感。

切迫具合がよく伝わってまいります。

 

 

さてそんな折に、「子どもの抜け毛について困っている」というお問い合わせが。

 

円形脱毛のようなかんじですか?とお伺いすると、そこまでではないと。

でもお風呂のときにすごく抜けるから、このままでは薄毛になってしまうのでは?

ということで心配されていました。なかなか通院できないから、おうちで良いセルフケアの方法はないかということでした。

 

そこで今日は、おとなも子どもも使える「抜け毛」の知識について書いていきたいと思います。

 

 

髪の毛が抜ける原因

f:id:nagasaki-harikyusekkotsuin:20200527161528j:plain

髪の毛は、毎日生えては抜ける、というサイクルを繰り返していますので、髪の毛が抜けること自体は正常です。ただ、何らかの原因によって、抜ける髪の毛が多くなってしまうと、「脱毛症」という状態になります。

 

脱毛症は以下の3種類に分類されます。

 

1)円形脱毛

円形に髪の毛が抜けてしまいます。重症だと、円の直径がどんどん大きくなって500円玉ぐらいになったり、あるいは、円形脱毛部があちこちにたくさんできることもあります。最も重症の場合には、眉毛、うぶ毛なども含め、全身の毛髪が失われることもあります。

その多くは、自己免疫疾患によるものです。

 

2)男性型脱毛症、女性型脱毛症

男性では、前頭部からM字型に脱毛します。または、頭頂部から円形に脱毛が進行します。

女性では、前頭部から頭頂部の間が薄毛になるという特徴があります。

これらは性モルモンの影響があるといわれています。

 

3)その他の脱毛症

・休止期脱毛:毛が抜けやすい時期(毛が伸びない時期)が増える

・頭皮の皮膚炎に伴う脱毛

・化学療法に伴う脱毛

・内科的な病気に伴う脱毛

・栄養不良により生じる脱毛

・真菌や細菌感染に伴う脱毛

・無意識に自分で毛髪を抜いてしまうことにより生じる脱毛

 

髪の毛が抜けてしまう理由には、以上のように様々なものがありますが、

鍼灸施術は、ほぼどの理由での脱毛であっても、脱毛を止めたり、発毛を促すために

良い効果があるとされています。

 

 

それでは次に、中医学では、脱毛はどういった機序で起こるのかを解説します。

 

中医学でみる、脱毛症の4タイプ

中医学では、脱毛の原因によって、治療法則を変えていきます。

 

1)血熱

ストレスや、過度のアルコール摂取、脂っこいものの多食などから、身体に熱がこもってしまうタイプです。熱は上に上がる性質があるので、首から上にいき、顔を通って、頭にのぼります。頭部の熱は、ちょうど砂漠のように水分を干上がらせ、髪の毛を乾燥させるので、脱毛が起こります。

 

2)瘀血(おけつ)

瘀血とは聞きなれない言葉ですが、中医学の用語で、「血の滞り」を意味します。

瘀血が生まれる原因は様々ですが、なんにせよ瘀血があると頭部の栄養はきちんと

細部にまで届きません。交通事故で頭部にケガがあり、その周囲の皮膚の色が悪い場合なども、その局所に瘀血が隠れている可能性があります。

 

3)気血両虚

こちらは、全体的に栄養が不足しているタイプ。髪の毛が育つには栄養(血液)が不可欠ですが、その中身がないために弱々しい髪の毛が生えるのが特徴です。
胃腸が弱い方なども多く、そもそもご飯があまり食べられないので、新しい血が生成されないのです。また、過度に目を使ったり、集中する作業が多いと、血の消耗が激しくなるので、その際に一時的に毛が抜けたりすることもあるでしょう。

 

4)肝腎陰虚

陰とは、身体を潤す成分のことです。血液もここに含まれます。

加齢やストレスなどによって、全体的に身体の水分や栄養が足りていないことで、

軽い熱が起こっている状態です。1の血熱よりも熱の程度はゆるやかなことが多いですね。

 

 

脱毛に対して、おうちでできるかんたんケア

ほんとうは、治療院に来てもらって施術を受けるのがいちばんいいですが、

どのタイプであっても大事なことというのは共通しているので、まずは生活の見直しをお願いしています。

 

1)タンパク質を中心に、栄養をしっかり摂ろう

髪の毛は何でできているでしょうか。正解はタンパク質。

タンパク質っていわれて、パッとどんな食べ物なのかが浮かびますか?

肉、魚、卵、豆、豆腐などなどです。

 

特に、相談のあったお子様の栄養状態は、コロナのせいで給食がなくなった

我々ママ同盟にとってはたいへんな問題です。

おうちで、給食ばりに栄養バランスのとれた食事を出せるわけがないんですね。

(断言しちゃった)

 

ついつい、糖質が多くなってしまいがちですが、特に成長期のお子さんには

意識的にタンパク質をとってもらいましょう。もちろん大人もね。

 

2)目を使う作業、集中力を要する作業を減らそう

それってゲームやん。てかんじなんですけど、ゲームのやりすぎは、

髪の毛と非常に相性が悪いです。

目を使うと、肝血というものを消耗します。この「血」はめぐりめぐって

髪の毛を栄養するモトになるもの。つまり、目をあまり過度に使いすぎると

髪の毛にいく栄養が減ります。こわい!スマホもこわい!

 

さらに、人が何かに集中するとき、これまた肝血を使います。

つまり、没頭して何かに集中するとき、(まぁたぶん目を使う作業ですが)

これまた血が減って、髪の毛にいくぶんの栄養が減っていきます。

 

血を温存するために、とにかく目を休めたり、適度に休んだりしましょうねってことですね。

 

3)目の周り、こめかみ、頭など、気持ちいいところをマッサージしよう

目を休めると、血の消耗が抑えられて、結果的に髪の毛にも良いことが起こります。

そして、こめかみや頭部を少し触ってみてください。ちょっと硬くなっていませんか?

硬い、ということは、筋肉がこっていたり、皮膚が緊張しているということ。

つまり、栄養不良が起こっている可能性があります。

 

手でじゅうぶんなので、かたいな~とおもうところ、押して気持ちがいいところを

やさしく揉んだり、マッサージしてみてください。

お風呂でシャンプーしながらでもいいし、ドライヤー後に軽く指の腹を使って

やるのもいいですね。爪をたてたり、痛くしないように注意です。やさしく。

 

 

こういったかんじで頭部の血流をよくしたり、栄養をとって身体の内側から

発毛を応援してあげましょう。

 

あとは、やっぱり夜更かしも厳禁です。人間の細胞は、夜寝ているときにでる

成長ホルモンによって修復・再生されますから、たくさん寝れば寝るほど

髪の毛にとっても良い影響がありますよ^^

 

おうちでやってみてもだめなら、ぜひ当院までお越しくださいね!