住吉区のママ鍼灸師 えみすけのブログ

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大阪市住吉区で鍼灸治療をしている、鍼灸師えみすけ(長崎絵美)のブログです。

「女性の味方」になりたい

先日、こんなニュースが舞い込んできました。

 

働く女性の声を受け「無職の専業主婦」の年金半額案も検討される

https://www.moneypost.jp/531848

 

まず記事のタイトルからしてすごい。

無職の専業主婦っていうワードに悪意しか感じません。

 

 

以下に一部、記事を引用します。

 第3号については共稼ぎの妻や働く独身女性などから

「保険料を負担せずに年金受給は不公平」という不満が根強くあり、

政府は男女共同参画基本計画で〈第3号被保険者を縮小していく〉と

閣議決定し、国策として妻たちからなんとかして保険料を徴収する作戦を進めている。

 

要約すると

「女性から不満が上がってるんで、こういう策を打ち出しました~」

ってことやと思うんですけど、いやいやそれは違うやろと。

 

ちょっと今日は、わたしが思う「女性」について書いてみたいと思います。

 

 

独身女性と既婚子持ち女性の対立構造

独身女性たちは、

少ない人員の中、必死に仕事をこなしている中で

「子どもの体調が悪くて・・・」

って急遽お休み、あるいは早退する既婚子持ち女性に対して

どういった感情を抱いているのでしょうか。

 

 

もちろん表面上は、大人ですし、

「お子さんのことですもんね、仕方がないですよね。

わたしが代わりにやっておきますね!」

って言うかもしれません。

 

でもこれが、あまりに頻繁だと、そして繁忙期だったりすると

「なんでわたしばっかり・・・」とか

「あーあ、あの人はいいよなあ」なんていう想いが浮かんでしまっても

無理はないことだと思います。

 

こういうとき、

独身女性が、既婚子持ち女性(個人)に対して良くない感情を抱くことを

経営者は避けねばならないと、強く思います。

 

 

会社として発展するならば、女性は必要不可欠。

女性が働きたいと思う職場、

産後も復帰したいと思う職場を目指す必要があると、

個人的にもいつも思っています。

 

つまり、個人が個人に対して不満を抱く環境があるとするならば

それは、そういうシフトしか組めない経営者に問題があるのです。

 

子持ち女性に限らず、だれが、いつ、どんな理由であっても

心置きなく休める環境を整えるのが経営者の使命ではないのかなと。

そのためには、トップの人こそ、しょっちゅう休むといいと思うんですけどね。

 

上記の年金問題でも、

不満を唱える人たちを「共稼ぎの妻や働く独身女性など」としていますが

なぜ、わざと、女性同士を争わせようとするのか。

国が無能だからです。と自ら露呈させているようで、非常に残念です。

 

 

女性は、生物学的にも、争う性ではありません。

同じ女性たちと、情報を共有し、コミュニティをつくり、

共存することに長けている能力こそが、女性の生存戦略なのです。

 

同性に敵意を向けさせるような構造を生み出すのは、見ていて不快です。

わたしたちはそんなに馬鹿じゃない。

 

 

「無職の専業主婦」ってなんだろう

わたし個人の体験になりますが、

わたしは29歳で長女を出産後、長女が幼稚園に入園してしばらくするまで

丸4年ほど、専業主婦でした。

 

鍼灸師という仕事に魅力は感じていましたが、

それよりなにより、かわいい娘と毎日一緒に過ごしたかったし

自分の手元でガッツリ「育児」というものを経験してみたかったからです。

 

夫は仕事、わたしは家事と育児。

平日はこんなかんじでしたが、休日は夫も家事を手伝ってくれて、

育児にも積極的に関わってくれました。

 

わたしは、外でお金を生み出すことはできなかったけれど

夫が安心して働けるよう、娘の世話は100%こなしていたつもりです。

食事や排泄のお世話はもちろんのこと、

絵本のよみきかせや、知育を取り入れたあそび、情操教育などなど。

 

娘の身体と心がすこやかに育つように、自分なりに精一杯やっていました。

たぶん、子育て中の主婦の方々はみんなそうなのではないでしょうか。

 

こどもは、大人に合わせた生活ができません。

当然、大人がこどもに合わせる生活リズムになります。

夫が帰ってきたら、娘と一緒に寝てしまっていたことも何度もありました。

 

夜中だって変則夜勤みたいなものだし、いつ泣いて起きるかわからないし

寝れるときに寝ておかないと身がもたないから。

朝は朝で、目覚ましどおりに起きられる夫と違って、

子が起きれば母はどんなに眠くとも起きて相手をしないといけません。

 

お昼寝が理想的にいくように午前中は公園に連れ出し

身体をいっぱい使って疲れさせて、午後は興奮させすぎないように

室内で静かに過ごす。

 

生産的かと問われれば、何も生み出してはいません。

社会との関わりも薄いです。

わたしは大人としゃべる機会が減りすぎて、どんどん日本語を忘れていきましたw

 

でも、それでも。

専業主婦がしている「育児」という作業は、

一人の人間と深く深く関わるということ。

身体も、精神も、一日の終わりにはへとへとになっているものです。

 

これを「無職」と表現されるのは、とっても心外です。

 

わたしは、自分が専業主婦を経験してみて、

「あっ、わたしこれ無理やわ」って悟りました。

向いてないな、とすぐ感じたんです。

だからこそ、次女が生まれたら1歳で開業しました。

 

 

わたしが感じた専業主婦のつらさ

専業主婦、特にお子さんが小さい主婦の方は

家にいる時間が多くなります。

すると、「家事ができていて当たり前」という概念が

夫側に生まれてしまうことが多いんですね。

 

会社に行って、決められた時間働いている夫からすれば

 

「子どもが20時に寝たとしても、朝から夜までめちゃくちゃ時間あるよね。

それなのに『きょうはご飯つくれなかったから買ってきた』とか

帰宅したら部屋が散らかってたとか、どういうことなの?」

 

ってなるのかもしれません。

 

段取りわるいな~サボってんじゃないの?

隙間時間を有効活用すればいいのに。要領悪いのかな?

 

なんて、思われているのかもしれません。

 

 

専業主婦は、言い訳がしにくいんです。

 

 

家にいる時間が長い=家のことができて当然

この図式で考えられると、非常にキツイです。

 

もちろん専業主婦にだって言い分はいろいろあります。

子育て中なら特に、自分のしたいタイミングで何かをできることが少ない。

すべてこどものタイミングや状態によって、できることが変わってくるからです。

 

これやってるあいだに、あっちを・・・なんて想像して段取りしていたとしても

子育ては不測の事態が連発するもの。

 

段取りどおりにいかないことももちろんあるし、

なにより、疲労感や、慣れないことをしているストレスがすごくて、

なにを優先するかが狭まってくるのです。

 

わたし個人でいえば、

最優先していたのは、こどもの命。

そしてこどもの機嫌や生活リズムです。

 

そこさえきちんとしていれば、家のいろんなことができていなくても

大人が死ぬことはありません。

今日も娘を笑かしたぞ~楽しませたぞ~っていうのが

わたしの“仕事”に対する評価だったと思っています。

 

 

これに対して、外に出て仕事をしていると

当然家をあけている時間が長くなりますから

夫と分担して家事をするという意識が夫婦ともに生まれやすい。

 

なにか言われても、

「だってわたしも仕事してるし!」と言い返せるのは

精神的にありがたいです。

 

今のご時世こんなこと言う人がいるのかどうかはわかりませんが、

「誰のおかげで飯食えてると思ってんだ!」

みたいなことを言う夫がいるとしたら

 

「お前が毎日、心置きなく仕事して遅い時間に帰宅できるのは

わたしがこどもの夜ご飯・おふろ・ねかしつけをやってるからやけど?」

と言い返せばOKだと思います。

 

思いますが、ごくたまに、こういう返しはせずに

「夫の働いたお金で食べさせてもらってるからなにもいえない・・・」

みたいに考える奥様も一定数おられるようなので

 

こうやって無駄に自分を責めないためにも、

外での収入は、自分にゆとりをつくってくれるのだと思っています。

(金銭的にも、精神的にも。)

 

 

あとは単純に、お金が少ないストレス。

旦那さんの稼ぎに依存せざるをえない状況のために、

贅沢はできない。倹約して、やりくりする能力が必要になってきます。

(旦那様が高収入なら要らん心配ですね)

 

このへんも、わたし個人ならすぐにでも買いたいものがあったとき

いちいち夫にお伺いをたてないといけないのがストレスで。

自分のお金ならサッて買えるのにな~ってこと、たくさんありました。

まぁ、うまくお小遣い制度を取り入れていたりすればいいのかもしれませんが。

 

 

そんなこんなで、専業主婦は大変なんですよ。

わたしは、専業主婦の方をほんとに尊敬してます。

 

あくまで個人の意見なんですけど、兼業主婦のほうが絶対らくです。

 

こどもと離れられる時間がたくさんあればあるほど、

自分だけで楽しめることが増えますから。

 

一日のうちのほとんどを「お母さん」で過ごすのって、

ほんとにほんとに大変だと思います。

 

そんな専業主婦の方々が

年金を半額にされるかもしれないっていったいどういうことなんですかね。

国の宝を一生懸命育ててんのやぞ。

 

 

女性が生きやすいと感じる国になればいいな

わたしは女性なので、

はいはいフェミニストっていわれたらそれまでなんですけど

女性が生きやすく、楽しく毎日を過ごせるようにと願っています。

 

実際、わたしの患者様はほとんど女性ですし、

鍼やお灸をしながらいろいろなお話を聞かせていただくと

もうめっちゃ共感することが多くって。

 

みんな、ほんとにいろいろ頑張ってて

みんなそれぞれに大変で。

 

でもその大変さを、少しでもらくにしたいから

わたしは鍼灸という分野で、

健康面から女性の幸福度の底上げをしていきたい。

 

 

わたし、女性と日々接していると

「女性ってかわいいなあ」っていつも思うんです。

いくつになっても、どんな人でも、思います。

 

女性のかわいさって、ほんとに、どんどん出していってほしいんですよね。

ほんで自分もかわいいって言われたらうれしいです笑

 

女性がかわいくて、幸せで、いつもニコニコしてる社会。

そんな国になればいいなって思います。日本。

 

間違っても、オッサンたちが女性の対立を煽るような

そんな政策はいやですね。

 

ってことで、今週末はこれに参加してきます↓↓↓

http://taikai.jsam.jp/

 

全日本鍼灸学会 学術集会です。

テーマは『女性のミカタ』~Hari-Kyu for women's lives~

 

また感想もアップしたいと思います~。

f:id:nagasaki-harikyusekkotsuin:20190507154431j:plain

↑ええ年こいて、クレープ食べたくて15分並んだ人(女子か!)