住吉区のママ鍼灸師 えみすけのブログ

住吉区のママ鍼灸師 えみすけのブログ

大阪市住吉区で鍼灸治療をしている、鍼灸師えみすけ(長崎絵美)のブログです。

【ネタバレあり】映画「きみはいい子」感想



 

「きみはいい子」

 

児童虐待、学級崩壊、認知症、障害児などなど・・

はっきり言って

かなり重いテーマの映画です。

 

わたしは夫婦二人で鑑賞しましたが、

娘とも一緒に観たいなと思いました。


観終わった後に、

誰かを抱きしめたくなる、

そして抱きしめられたくなる


そんなお話でしたね。

 


登場人物ごとに感想を書いてみたいと思います。

おもいっきりネタバレしていますので、

まだご覧になっていない方はご注意くださいませ。

 


 



1.岡野 匡(役:高良健吾

 

小学校の担任で、まだまだ新任。

若さゆえか、仕事にもあまり熱意が感じられず

適当にこなしてる感あり。

 

仕事後、疲れてるからって

いきなり彼女の家に押しかけ


彼女の仕事の状態も考慮せずに

自分の愚痴をまきちらし、

たばこ吸ってお菓子食べて・・

白い目で見られます(-_-;)

 

自宅に帰って

姉(バツイチ出戻り)にも愚痴って

「あんたは苦労してないからね」

ってさくっと言われて

甥っ子にも戦いごっこの相手をさせられますが

 

「もういいっていいって、はいはい負けた負けた!」

そそくさとその場から離れる彼。

 


観ててすごいイライラする(^q^)

 

教室や職員室でのシーンでも、

いまいちやる気が感じられないし、

問題発生したあとの対処もちょっとなぁ・・てかんじ。

経験が浅いから仕方ないんでしょうけどね。

 

クラスの神田さんという男の子は

母の内縁の夫から虐待を受けているっぽいんです。


岡野も、その事情になんとなく気づいて

なんか行動しようとしたのはよかったですが


他の教師と連携せずに勝手にやるもんだから

結果、もっとひどいことになってしまう。

 


おーい!!

お前のせいでよけい殴られとるがな!!

って声出しながら見てました。

 


仕事でもうまくいかない、

恋愛でもいやな場面を見ちゃって落ち込んで

帰宅してへこんでたら

姉が甥っ子に言うんですよね。

 

「おじちゃん元気ないみたいだから

がんばって~ってしておいで」

 

最初は岡野も

「いいって、もう」

「いいってば」

って何回もいやそうな顔をするんですけど

(家に帰ってきてまで子どもの相手してられっかよ、みたいな)

 

いざ、甥っ子くんがふわっと抱きしめてくれて

背中ぽんぽんしてくれて

「がんばってー」って何度も言ってくれると

なぜか泣けてきてしまう・・

 

そこで姉が言います。


「あたしがあの子にやさしくすると

あの子も周りにやさしくしてくれんの。

子どもを可愛がれば、世界が平和になるのよ。

母親って、すごい仕事でしょ?」

 

いつもは姉に反発する岡野も、


「うん。本当にそうだと思うよ」

って

素直に姉を尊敬するシーン。

 

むっちゃ感動しましたえーん

 


翌日、岡野は生徒たちに宿題を出します。

「家族のだれかから、

ぎゅーっと抱きしめられてくること」

 

えーっと反発するこどもたち。


そして虐待を受けている神田さんにも、


「宿題やってこれる?」


と聞き、


彼は

「絶対やってきます!!」

と泣きながら答えます。

 


おいおい・・

いやな予感しかしないよ・・

とハラハラしながら観ていました。

 


翌日、岡野はひとりひとりに感想を聞いていきます。

ここのシーン、

こどもたちがめっちゃかわいくて、自然で、

すごいなあと思っていたのですが、

調べてみたらアドリブなんだそうですね!!


改めて、

良い空気感を作り出していた現場だったんだなあと

そんなとこにも感動。

 

「先生なんでこんな宿題だしたの?」

と聞かれ


岡野は一生懸命、たどたどしい言葉で、

自分なりの考えを説明します。

 

でも、その日、神田さんは欠席していました。

 

絶対これ殴られてるー!!

あざができてるから消えるまで登校させられてないやつー!!

 

と、もう心がえぐられそう・・

 



放課後、時計を眺めながら

神田さんの気持ちにやっと気づいた岡野は

全力疾走!

神田さんのおうちまで走り続けます。

 

そのラストシーンは、他の登場人物ともあいまって

とても感動的な演出でした。

いろんな人の気持ちに、

希望の光が少しでもみえた瞬間

なのかなと感じました。

 

彼が神田さんを救えたのか、それはわかりません。

もしかしたら宿題を出したことで、

神田さんはもっとひどい目に遭ったかもしれないし

その後もどうなったかさだかではないですが・・

 

彼は、間違いなく

「身近な一人に手をさしのべること」を学んだのだと思います。

親に愛されていないなら、

親から優しくされないのなら

せめて自分が関わればいい。


この「関わる」ってことが、

とても難しいのだと思いました。

 

 

岡野は、最初は観ててイライラしたけど

いろんなことを感じながら

少しずつ良い先生になっていってましたね。

 

 




2.水木雅美(役:尾野真千子

 

3歳の娘を持つ主婦。夫は海外に単身赴任中。

自身も虐待をされていた過去を持ち、

娘にもたびたび手をあげてしまう。

 

さすがのオノマチ。

演技がうますぎて、

むっちゃ怖いんですえーん

 

冒頭、娘の着替えのシーンから始まるんですが

ちょっと手を出すところを間違えただけで

「なにやってんの」と頭をはたかれる・・

 

あ、もうこれあかんやつやわ。

観られへん自信あるわ。

ってなりました。

 

その後も、公園で少し失敗?すると

帰宅してから執拗な暴言と暴力が始まります。

もうここの、子役さんの泣き声と

オノマチの迫力がすごすぎて

涙なしには見られない、とてもつらいシーンです。

 



出産するまでは、

虐待なんてありえない

そんなことをする人の気がしれない

と思ってました。


でも、育児の中で

やはり子どもに怒鳴ってしまうこともあります。



いつまでたっても泣き止まないわめき声に

本気でイライラして

暴言をはいたこともあります。


「ママ、こわい」

「やさしいママになって」

と泣かれたこともあります。



わたしだって一歩間違えれば

雅美のようになるかもしれなかった。

そう思いながら

ビクビクして観てました。


 

雅美は、

気が抜けないママ友たちとの付き合いの中で、

唯一、天真爛漫な大宮陽子(池脇千鶴)とだけは

少し馬が合います。

この池脇千鶴がまたすごい。


デビュー当時って

めっちゃ可愛い女優さん!てかんじの

イメージでしたが

今やすっかり肝っ玉母さんの役を演じていました。

 


陽子はあるとき

「水木さんって、あんまりあやねちゃんの頭なでないよね」

と何気なく言います。

 

そこからはもうすごいです。

 

お部屋の中で、ボール遊びをしていた娘が

お茶が入ったコップをこぼしてしまって

思わずいつものように「あやね!」と叱ってしまうと


娘はとっさに頭をかばいながら

「ごめんなさい!ごめんなさい!!」と

泣きじゃくります。

 

雅美は、「お、大げさね~」とごまかそうとしますが

そこで陽子は

やさしく雅美を抱きしめました。

 

「水木さん、親から虐待されてたよね。

わかるよ。わたしもそうだったから」

 

鳥肌が立つシーンでした。

 

そして、陽子は、自分は虐待されていたけど

近所に住むおばあちゃんがかばってくれて

夕方、そこに逃げ込むことが多かったことを話します。

 

そしていつも「べっぴんさんやね」と言って

褒めてくれたことを話します。

 

このあと、雅美が娘への虐待をしなくなったかどうかは

わかりません。

というか、すぐにやめるのは無理だと思います。



でも、

陽子がそうやって自分の傷を話してくれたことで

そして、

一人でどうしたらいいのかわからなくなっている

雅美を抱きしめてくれたことで


雅美はこどものように、ただただ泣きました。

 

雅美だって、きっと誰だって、

虐待なんかしたくてしてるわけじゃない。

それが正解だとは思っていないはずです。

 

でも、他のやり方がわからなかったり、

自分で自分を抑えられなかったり、

気持ちを聞いてくれる人がいないだけなのかもしれません。

 

陽子が雅美を抱きしめるシーンは、

あたたかい光がふわーっと差してきて

本当にあたたかい気持ちになる場面でした。

 

 



3.佐々木あきこ(役:喜多道枝

 

独居老人で、少し認知症が入ってきています。

一日のうちで会話をするといえば、夕方に道路で、

下校途中の小学生と挨拶を交わす程度。

 

ある日、あきこはスーパーでお金を払わずに

ミニトマトを持ってきてしまいます。

それを咎めた店員は櫻井和美(役:富田靖子)。

 

実は和美には、障害のある息子がおり、

その息子こそが、あきこが毎日癒されている

挨拶を必ずしてくれる男の子でした。

 

ある日、

和美の息子、弘也(役:加部亜門)が

家のカギをなくし

あきこの家の前でパニックを起こします。



そこであきこは、弘也を家に招き入れ、

夕方まで一緒に、お茶をしたりお手玉をしたりして

楽しく過ごします。

 

夕方、連絡をもらって慌てて駆け付けた和美が

「たいへん申し訳ございません!!}と謝ると

「あら、あなた、スーパーの・・」と

そこで二人は初めてお互いを認識します。

 

「いいのよ、とっても楽しかったから」

とほほ笑むあきこ。

「でも、あの、ご迷惑をおかけしたのでは・・」

心配する和美。



「どうして?」

「・・息子には障害がありますから・・」

「あら、そうなの?とってもいい子でしたよ?」

 

そういわれて和美は、はっと頭を上げます。

 

「お仏壇にいっしょに拝んでくれたり、

上手にお片付けもできて。

とってもいい子でしたよ。


それにね、いつも道で会うと

こんにちは、さようならって挨拶してくれるの。

本当にやさしい、いい子ですよ」

 

和美は思わず、泣き崩れてしまいます。

「あらあら、どうしたの?」と言ってあきこは

和美を玄関に招き入れ

やさしく抱きしめます。

 

「今まで・・息子をそんなふうに言われたことがなくて

いつも謝ってばかりだったから。

まさか褒めてもらえるなんて・・」

そう言って和美は泣きました。

 

その後、ふたりは、

弘也の授業参観にも一緒に行きます。



会話に出てきた「幸せ」という単語に対して弘也は


「幸せ。それは、

お母さんのご飯を食べて、

お風呂に入って

お布団で眠るときのことです」と言います。

 

「息子のことをかわいいと思えないときもある」

と言った和美は、その言葉を聞いて

あきこと顔を見合わせ

ふたりで微笑むのでした。

 

 

このお話だけが、唯一、わたしが映画を観ていて

ほっとする場面のあるストーリーでした。

この3人のお話が交錯しながらすすむのですが

全編、岡野と雅美だったら、つらすぎました。

 

人は一人では生きていけない、

誰かと関わることで少しでも生活を良いふうに

変えられたら・・

というそんなメッセージを受けました。

 

 

 

とにかくこの映画は、出演する役者さんすべての

演技が素晴らしかったです。

 

観た後はほんとうに重い気持ちになりますが

もう一回観たいですね。

 

頑張っているとき

頑張りすぎているとき

頑張っている人を見たとき

 

やさしく抱きしめてもらうこと

抱きしめてあげること

そういう大切なことを教えてもらった映画でした。

 

おすすめです!!

 

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