鍼灸師えみすけのブログ

住吉区のママ鍼灸師 えみすけのブログ

大阪市住吉区で鍼灸治療をしている、鍼灸師えみすけ(長崎絵美)のブログです。

鍼灸師えみすけができるまで②

わたくし長崎絵美が、鍼灸師になるまでのあれこれを描くこのシリーズ。

前回のブログでは、わたしが鍼灸ってすげー!将来、鍼灸院やりたい!って

思ったところまででした。

 

今日はわたしが鍼灸院に就職してしばらくしたあたりのことを書きたいと思います。

 

 

前回のブログはこちらから

emisukeharikyu.hatenablog.com

 

 

 

当時の彼氏(今の夫)と結婚を考え始める

日々、勤務先の鍼灸院でいろいろな症状の患者様が良くなっていく様を

目の当たりにしていたわたしは、すっかり鍼灸の虜になっていました。

 

 

今は修業中の身だけど、もう少し実力がついたら絶対に開業しよう。

そして、鍼灸院をひらこう。

女性のお悩みを解決できるような、治療院がいいな~

 

なんて、妄想はふくらむばかり。

 

そして同時に、当時付き合っていた彼氏(いまの夫です)とも仲が深まり

お互い、徐々に結婚というものを意識し始めていました。

 

 

わたしと彼は、専門学校時代の同級生。年はわたしが2つ上です。

彼は鍼灸師のほかに、柔道整復師という国家資格も持っていて

接骨院を開業できる免許があるということになります。

 

そんな彼の勤務先は、鍼は行っていない、ふつうの接骨院

あるいは総合病院のリハビリテーション科などで働いていました。

 

せっかく鍼灸の免許を取ったのに、彼は実生活であまり鍼を使っていませんでした

 

「ちょっとは刺すときあるけどなー」と言いながら、ツボとか、気の流れとかは

よくわかっていなかった彼。

どちらかというと西洋医学よりの人間で、抽象的なことを説明されても

あまり信じられないし、理解しにくい・・というのが理由のようです。

 

そして、実生活で鍼を使っていないため、鍼灸がどれだけ効果的か、

どんな症状に適応なのかがほとんどわかっていませんでした。

 

 

そんな頃、彼は「結婚したら夫婦ふたりで開業しよう」と言いました。

 

 

わたしは正直に「いややわ」と答えました(笑)

 

 

なんでよ!(笑)と言う彼に、わたしははっきりと自分なりの理由を説明しました。

 

・「接骨院」に来る患者様の主訴が限定されるから

・夫婦とはいえ、ずっと一緒にいるのはいやだから(絶対けんかする)

・わたしはマンツーマンで鍼灸院がやりたいから

 

どういうことかというと、

わたしは、整骨院鍼灸院どちらも勤務してみて

そこに来られる患者様のお悩みが全然違うことがわかりました。

 

整骨院はもともと急性の外傷・・つまりスポーツなどをしていた際のケガを

治療するところなので、整形外科領域のお悩みが多いのです。

寝違えとか、腰痛とか、膝が痛いとかですね。

 

でも鍼灸院は、そういった整形外科領域のお悩みだけではなく

内科や心療内科、婦人科、小児科などの幅広い分野のお悩みをカバーできるので

本当にいろんな方がお見えでした。

 

きっと、彼と一緒に開業して「鍼灸接骨院」の看板を掲げてしまったら・・

一般の方は、「鍼もできる接骨院か~。肩こりとかに鍼するんかな?」

ぐらいの認識にしかならないのではないかな・・という不安があったんです。

もっともっと多くのお悩みに対応できるよ!というイメージにしたかったんですね。

 

 

あと、彼のことは好きでしたが、夫婦でもある程度の距離が必要だと思っていたので

朝から晩までずっと一緒にいることに耐えられなさそうというのも不安でした。

もともとは、同業者と結婚するのはいやだなと思っていたぐらいですし(;^_^A

 

お互いのことをずっと尊敬していたくて、それなら違う分野のことができたほうが

素直に相手を認められるかなって思っていたんですよね。

 

あとはまぁ、女性をターゲットにしたかったこともあり、一対一の個室サロンのほうが

リラックスしていただけるかなと思ったという理由もあります。

 

 

で、結論が出ないまま、そのうち結婚(笑)

こどもも2人産まれました。

 

 

こどもが産まれてからの自分の気持ちの変化

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こどもを産んでもバリバリはたらくぞー!

なんて考えていた自分の気持ちは、出産を終えてすっかり変わってしまいました。

 

産まれた我が子がかわいくてかわいくて。

大切で、愛しくて、離れがたかった。

(写真は次女なんですけども笑) 

 

 

母に娘を預けて仕事をしても、母乳しかうけつけなかった長女はミルクを飲まず

仕事先に娘を連れてきてもらって授乳しながら働く日もありました。

そんなときは娘に申し訳なく、こんなにまでして「今」働かないといけないのか?と

自問自答の日々。

 

結局、育児休暇中に勤務先の鍼灸院を退職させていただくことになり

わたしは育児だけをする日々を3年間過ごしました。

 

ある日、夫が言いました。

「いつ働くん」

 

わたしは、正直、小さい子どもを抱えてどこかに勤務することが

とても難しいと感じていました。

こどもはすぐに体調をくずすし、急な預け先を手配しておかないといけないし

そうやって預けて働いても、得られる給料は時給ならばごくわずかです。

 

でも夫は、収入の面での不安があり、わたしに早くどこかに勤めてほしいようでした。

そしてわたしも鍼灸に早く復帰したい。

そうなると、もう道は「開業」しかありませんでした。

 

自営なら、自分たちの院にこども用のスペースをつくり、こどもを見ながら働くことが可能だと思ったのです。

そして、同じようにこどもがいることで行動が制限されているお母さんたちのお役にたてたらいいな・・という考えも浮かび始めました。

 

子どもを安全に遊ばせながら、お母さんがゆっくり治療を受けられる。

そんな治療院をつくりたいなと思いました。

 

それを可能にするには、わたし一人の治療院だと難しい。

夫婦でお互いをサポートしながら働くのが、やはり理想的なのだと思いました。

 

 

そんなわけで、

「開業するなら絶対鍼灸院がいい!」と豪語していたわたしの想いとは裏腹に

夫婦で鍼灸接骨院を開業する運びとなったのです。

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夫婦で自営業をするということ

周りの人に「夫婦で自営業してます」と言うと、反応は二極化します。

 

えーめっちゃいいね!仲良しなんやね、すてき♡」みたいな方と

最悪やな~。毎日たいへんやろ?自分なら絶対いややわぁ」みたいな方(笑)

 

そうなんです。夫婦で自営業をするということは大変なんです。

 

先日、夫にも同じテーマでブログを書いてもらいました。

ameblo.jp

 

彼ももちろんいろんなことを思っているようですが

わたしたちふたりの共通の見解としては「ケンカが増える」これに尽きます。

 

同じように自営業を始めようと思っている男性の皆様。

奥さんに事務とか受付してもらえば人件費も安くついていいかな・・と

お考えであれば、このあたりしっかり記憶にとどめておいてくださいね(笑)

 

もし一緒に働くのであれば、働く場所を別々にする。業務内容を完全に分ける。

これであれば問題ないはずです。

同じスペースで、お互いの所作を常に把握できるのはストレスはんぱないです(笑)

 

特に開業する前から開業してしばらくの時期。

前の仕事をまだ続けながらも開業準備をするのですが、この時期がほんとに大変でした。

 

わたしは、よかれと思って彼にアドバイスをする。

彼は、人からごちゃごちゃ言われたくない(特に妻からは言われたくない)。

 

わたしは彼のプライドを傷つけ、否定しまくり、自分の意見を通そうとしました。

女性目線の考え方が絶対に必要だと思ったからです。

 

彼は反発し、頑なに自分を曲げようとはしませんでした。

「そっちだって結果出してないくせに、えらそうに言うなよ」と言われたこともありました。

 

わたしたちは本当に未熟で、お互いを認めるということをしてこなかったんですね。

 

彼のブログにもありますが、仕事も一緒、家でも一緒。

どこでも仕事とお金の話がはじまり、「またその話・・」とお互いうんざり。

意見のすり合わせができないことで、ひょっとして相性が悪いのでは?と悩み

真剣に離婚を考えたこともありました。

 

でも、やっぱりこどもの存在は大きくて

 

わたしたちはお父さんであり、お母さんなんです。

子どもをもった以上、子どものことを最優先に考えるのは当たり前。

いやだから離れる、という選択肢はありません。

(知らない間に借金があるとか暴力とか、身の危険を感じる場合は別)

 

腹をくくって、ケンカしながら向き合っていると、やっと最近は少しずつお互いを

認めるということができるようになってきました。

この人のここはすごい、この人のいい部分を残しつつやっていこう、

そうやってちょっとずつ毎日なんとかやっています(笑)

 

まだまだ結婚して6年。開業して1年半。ひよっこです。

夫婦でやっていくのは本当に大変なことが多いんですけど

もちろんメリットもあります。

 

家でも共通の患者様に対しての会話ができることで、患者様への理解が深まり

情報交換が密になります。施術をするうえで、患者様の情報というのはとっても大切。

そのおかげで、お互いの患者様により行き届いたケアができていると思っています。

 

また、お互いの体調管理ができるという点がかなり大きいです。

いっしょにいると、すぐに「あれ、なんか鼻声だな」とか「しんどそうだな」って

わかるので、休憩中にすぐに治療をするようにしています。

これはやはり、一緒に働いていないとできないことです。

 

あとはやっぱり安心感がすごい

たとえばですけど、災害があったとき、相手の安否がわからないのってとても不安ですよね。いつも一緒にいると、そこらへんは嬉しいです。

あとはこどもを院で過ごさせる時に、便利(笑)

 

 

このようにメリットデメリットそれぞれありますが

トータルでいえばメリットのほうが多い気がしています。

人におすすめはしませんけどね!(*'ω'*)どないやねん笑

 

 

今後の働き方とやりたいこと

いまわたしは、やはりこども優先でお仕事をさせていただいています。

こどもの行事はガンガン参加するし、こどもの体調不良があれば患者様に予約変更をお願いしています。

それでも通ってくださる優しい患者様には感謝しかありません。本当に。

 

まだ次女が2歳なので、しばらくはこのスタイルでいこうと思います。

娘たちが小学校に入ってから、バリバリやろうかなと。

 

そして、なんとなく自分がやりたいことが明確になってきた気がするので

今後はそれに向けても動いていこうかなと思っています。

 

2018年は可能な限りいろいろな人に会って、

いろいろな人とつながって、さらに大きな活動をしたいなぁ。

 

メインの軸になるのは、やはり「小児はり」と「婦人科領域」ですね。

お子さんの不調や、それに悩むママの対応、妊娠中のお悩みなどなど。

 

そういった方々の悩みが解消されて

鍼灸にであえてよかった!」って思っていただけたらこんなに嬉しいことはありません。

 

 

えみすけ、鍼灸師としても人としてもまだまだですが

これからもしっかり成長していきたいと思います(*^-^*)