鍼灸師えみすけのブログ

住吉区のママ鍼灸師 えみすけのブログ

大阪市住吉区で鍼灸治療をしている、鍼灸師えみすけ(長崎絵美)のブログです。

「気」とは何か?東洋医学のお話 ~気虚~

鍼灸を受けると元気になります。

鍼灸師としては、この事実をぜひたくさんの方に知っていただきたいわけですが・・

 

なぜ鍼灸を受けると元気になるのでしょうか?

それは、鍼灸は人間の身体にある「気」をコントロールする手法だからです。

 

こう書くと

「気?なにそれ?目で見えないし、なんか怪しそう」

ドラゴンボールでしか聞いたことない」

などと思われるかもしれません。

 

しかし実際、わたしたちが使う日本語の中には

「気」のつく言葉ってたくさんありますよね。

ぱっと思いつくだけでも、

元気・やる気・短気・気持ち・気疲れ・気をつかう・・

こんなにたくさんあります。

 

 

ということはやはり、昔から人は、なんらかのエネルギーが体に存在していて

それが消耗されると疲れるというふうに考えていたのかもしれません。

 

現在、気を目で確認することは難しいのですが、もしかしたら将来

何らかの装置が発明されて「気が目で見える」ようになるかもしれませんね。

 

今日は、東洋医学で「気」はどのように考えられているかを書いていきます。

 

 

 

 

気の役割

非常にざっくりといえば、気があるからこそ人間は生きています。

気は生命エネルギーそのもの。元気の源なのです。

 

気には、5つの働きがあります。

  1. 推動:血液などの流れをつくる働き
  2. 固摂:血・汗・尿などが漏れないようにとどめる働き
  3. 防御:外からのウイルスや異物の侵入を防ぐ働き
  4. 気化:栄養をつくったり、不要な老廃物へと変化させる働き
  5. 温煦(おんく):身体をあたためて体温を維持する働き

 

どれもこれも大切で、生きる上で不可欠なものが多いですよね。

気は身体の生命活動を司っています。

 

そして、気は毎日生成されていて、毎日減っていきます。

ですので、循環させることがとっても大切。

古いものはなくなり、また新しいものがめぐる。

そうやってわたしたちは生きています。

 

健康で元気な身体というのは、気がたくさんあって、

きちんと身体を巡行している状態と考えていただければよいかと思います。

 

 

気の生成

それでは、気はどのようにわたしたちの身体に存在しているのでしょうか。

気が生成されるルーツは2つ。一つは、両親から、もう一つは食べ物からです。

 

両親から受け継ぐ先天の精

基本的には、わたしたちは生まれる際に両親からそれぞれ「先天の精」というものを

受け継いでいます。

 

これらは、生まれてからしばらく、赤ちゃんが授乳などでエネルギーを得られなくても

生きていけるようにと両親から託された贈り物のようなもの。

また、その人が成長して大きくなった際にも、その人の根本的な身体の強さを示すものにもなります。

 

たとえば、お父さんお母さんが背が高いと、この子もおっきくなるわ!なんて会話を

したことがありませんか?

あれはつまり、両親の精がお子さんの精に影響しているということなのですね。

 

両親ともに身体が弱かったり、ご両親の精(元気さ、みたいなものです)が少なければ、やはりお子さんも虚弱になる傾向があります。

 

日々の食事から得られる後天の精

わたしたちが気をしっかり補おうと思うと、基本的に

「食生活をきちんとする」ということが必要になります。

 

栄養バランスの良い食事を食べ、胃腸でしっかり消化吸収して、

肝臓で栄養として作り替えられることが大切。

 

気は毎日消耗していくものなので、食事で毎日補う必要があるのですね。 

 

この先天の精と後天の精が合わさって、その方の「気」となります。

 

 

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気の不調

それでは、気が不調をおこすとどうなるのでしょうか?

気の不調は、とってもおおざっぱにいうと、2つにわけられます。

1つは気が足りない、2つめは気の流れが悪いということです。

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 気が足りない「気虚

気はどんな人でも毎日消耗して減っていきます。

また、過労・食べ物の不摂生・過度の性生活などは、さらに大きく気を減少させます。

 

気が少なくなると、とにかく疲れやすくなります。

立っていられない。座りたい。なんなら横になりたい。

出かけようと思っているけど、なかなか行動にうつせない。

やらないといけないことはあるけど、やる気がでなくてゴロゴロしてしまう。

体が冷えてつらい。

 

これらの症状はみんな、気が少なくなった時にでます。

 

 思い当たることがある人も多いかもしれませんね。

 

 

気の流れが悪い「気滞(きたい)」

気は身体の中をスムーズに流れているのが理想。

でも、ストレスがあったり、思い悩むことがあったり、ショックな出来事がある

その流れが止まってしまったり、逆流したりします。

 

その結果、情緒面に変調をきたします。

イライラしやすくなる。カッとなったらすぐ怒鳴ってしまうようになる。

落ち込みやすくなる。なんでも不安で仕方がなくなる。

楽しいことがなくなる。ため息が増える。常にゆううつな気持ちになる。

 

こんなかんじです。

また、気が逆流していると、げっぷやしゃっくりがでやすくなったり

吐き気や嘔吐なども引き起こします。

 

 

では、

気が少なくなったり、気の流れを悪くしないためにはどうすればよいのでしょうか?

 

誰でもできる「気」を補う養生法

ほんとーーに基本的なことですが、まずは食生活の見直しです。

けっこう、みなさん「食事はちゃんと摂ってます」とおっしゃいますが

実際にお伺いしてみると足りない栄養素、過剰な栄養素も多いです。

 

特に女性に多いのが、

甘いもののとりすぎ、タンパク質や脂質の少なさ、食物繊維の少なさです。

野菜はとってる人多いんですが、ダイエット概念のせいか肉や油が少なくて。

肉や油が少なすぎるとお肌カサカサなりますよ。これまじ。

 

そして適度な運動。これね、わたしはしてないから大きな声で言えません(笑)

でも、ずーーっと座ってるお仕事とか、ずーーっと家にいる、とかは

ほんとにやめたほうがいい。隙あらばどこかを動かしましょう。

動かないなら、歌うのでもいいですよ。

 

わたしも、ヨガをはじめたいと思いつつなかなか実行できてない

(夜はゲームしてるから笑)

 

 

あとは、感情の調節。これ、意外とむずかしいんですよ。

感情って、バランスが大事です。

喜怒哀楽といいいますが、これらがほどほどにあるのが良い。

 

喜びすぎ、うかれすぎててもちょっと精神異常者っぽくなります。

怒りすぎてたら周りから人がいなくなります。

悲しみすぎてたら、めんどくさい奴だなーと思われます。

楽しみすぎてたら・・それはそれでいいか(笑)

 

とにかくね、毎日がおもしろくないなー楽しいことないなーと感じている人がいたら

「楽しいことさがし」してみてください。

怒ってばっかりいる人は「何に腹が立つのか」をしっかり認めてみてください。

 

自分の情緒を安定させることができれば、それだけでも体調がけっこう変わります。

 

 

それでもだめならプロに頼ってください

食事も見直した。運動もしている。

感情を穏やかにするようにも気を付けている・・けどそんなのむり!

やっぱりイライラするし落ち込むし、食事はなかなか変えられない!

とお悩みであればぜひ鍼灸治療を受けてみてください。

 

 

なぜかというと、

これらのセルフケアだけではどうしようもならないことがあるからです。

 

 

たとえば食事。

健康な食事を摂ろうとしていても、お腹がすかない・食べたら胃がもたれるなど

身体が受け付けない場合があります。

また、下痢をしやすい・便秘になりやすい方も腸に問題があります。

 

こういう状態で食事をとっても、栄養が吸収されずに出ていってしまう可能性があり

結局身体に取り込まれていません。

せっかく食べているのにもったいないですよね(´;ω;`)

 

 

また、情緒は、身体が整うことで安定させやすくなります。

身体が疲れている状態では、感情のコントロールもうまくいきません。

逆に、身体にエネルギーが満ちていると、感情は驚くほど穏やかになります。

 

こういうのも、ご本人の努力だけでは難しい場合があるのです。

わたしがダメだからできないんだ・・と落ち込まないでくださいね。

身体が元気になれば、明るい考えが浮かんできますよ^^

 

 

 

鍼灸治療は、身体の体質を変化させ、

もともとあなたが持っている元気な身体を取り戻すお手伝いができます。

 

人の身体に宿る「気」のエネルギー。

毎日消耗するものだからこそ、なるべく消費を抑えて、しっかり補充していきたいですね。

 

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